関西から富士急ハイランドへ行こうと考えたとき、アクセス手段のひとつに新幹線があります。ここでは、新幹線を使った行き方をみていきたいと思います。
新幹線で行く場合のアクセスルート
富士急ハイランドは、新幹線の沿線から離れた山梨県、新幹線からみると富士山の後ろ側にあるので、どこかの駅で乗り換えが必要になります。乗り換え駅としては「新横浜駅」「三島駅」の2か所が現実的です。
ちなみに、鉄道で富士急ハイランドへ行く場合、最寄駅は富士急行線の「富士急ハイランド駅」になります。駅の真ん前が富士急ハイランドの第2入園口です。
富士急行という電車は、東京の新宿方面からつながるJR中央線の「大月駅」から出ているローカル線です。JRからの直通列車や観光列車も運行しています。
「新横浜駅」を経由する場合
新幹線の「新横浜駅」で乗り換えするルートです。関西からは遠回りになりますが、新横浜駅はすべての「のぞみ」停車して、他の路線も本数が多く使いやすいルートです。しかし、遠回りの分だけ時間もお金もかかります。
新横浜駅→JR横浜線→八王子駅→JR中央線→大月駅→富士急行線→富士急ハイランド
この「新横浜駅」を経由するルートの場合、例えば新大阪駅からは、片道最速で約5時間、平均5時間半ほど。運賃など費用は「のぞみ」利用で16,390円、八王子駅~大月駅の間で特急を使うと17,420円 です。
「三島駅」を経由するの場合
新幹線の「三島駅」で特急バス(三島・河口湖ライナー)に乗り換えるルートです。特急バスは三島駅から富士急ハイランドまで直行します(片道約1時間20分、2,260円)。
三島駅→→特急バス→→富士急ハイランド
例えば、新大阪からだと、最速で片道約4時間~4時間50分、運賃は特急バスを含めて14,340円です。
ただ、三島駅は「のぞみ」が停まらず、停まるのは「こだま」と2時間に1本「ひかり」だけ。特急バスも1日8便しかないので利便性には少々欠けます。※御殿場などを経由する直行しない路線バスもあります。
関西から新幹線で行くと富士急は遠い!
以上のように、新幹線で富士急ハイランドへアクセスする場合、新横浜駅からでも、三島駅からでも移動だけで半日仕事です。朝早くに出発しても昼すぎの到着になってしまいます。けっこう遠いです。
運賃の方も片道だけで15,000~16,000円もして、運賃も富士急ハイランドに遊びに行くだけなら高いです。富士急のフリーパス代はもちろん別ですし、新幹線だと日帰りは無理なので、宿泊料もかかってきます。
関西から新幹線で富士急ハイランドに行くのは時間もお金もかかって現実的ではありません。
関西からは直行バスツアーがおすすめ!
そこで、関西から富士急ハイランドへは直行する夜行バスツアーがおすすめです。
バスツアーは、ツアーといっても往復のバスと富士急ハイランドの1日乗り放題フリーパスがセットになっているものだけで、現地では完全にフリーです。
関西(京都、大阪、神戸など)を夜出発して、翌朝の開園前に富士急に到着。その1日は閉園まで満喫したあと、現地を出発、そして翌朝早くに関西に帰って来るという車中2泊3日のスケジュールが基本です。バスに乗っている時間は長いですが、ほとんど寝ているのでそれほど苦ではありません。
料金の方も時期によって変動しますが、1人15,000円~18,000円くらいで、新幹線で行く場合の片道程度で、行って帰って来られます。もちろんフリーパス付きです。
関西から富士急ハイランドへ遊びに行く時は、バスツアーの利用を検討してみてください!